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タワーマンション(高層マンション)の火災事故は大丈夫なのか?ちゃんと消火できるのか?

    
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8日所沢で、タワーマンション(高層マンション)31階建ての15階部分から出火、部屋の一部約33平方メートルが焼けた。所沢署などによると、火は約5時間半後に消し止められたが、この部屋に住む二人が頭やのどにやけどを負った。命に別条はないという。怪我だけで済んだのが不幸中の幸いだった。

 

 

コンロの火が近くの紙に燃え移った消防によると、火元のマンションの住民など約230人が一時避難した。大火災にいたらなくて幸いでした。でもタワーマンションの火事もネットで過去の火災を検索すると意外に多いのです。

マンションは燃えないと過信しないでください。共有部は燃えないかもしれませんが、専有部からの火災は現実になるのです。

 

 

消防車は何階くらいまで届くのか

現在の消防車は40m級(15,16階)が最高らしいです。東京都の所有するはしご車は約140台。これを東京23区に配置しています。今回の火事は、はしご車が届く限界に近い階数での火事でした。15回を超えた火事についてはヘリコプターによる消火も対応するでしょうが基本的にはマンション事態の自助努力による消火、スプリンクラーによる消火が中心になります。

 

 

火事が起こった場合の対応と防災について

「超高層建物」では、いったん火災が拡大してしまうと消火や救助活動が非常に困難で、火災の発生拡大を極力防ぐことが極めて重要です。31mを超えるような超高層建物では、スプリンクラーの設置、内装の不燃化およびカーテンなどの防炎物品の採用により火災の発生や拡大を未然に防ぐ対策が、建築基準法や消防法などの法令で定められています。また、一般の建物に比べて狭い防火区画の面積(通常3,000m2に対して高層の場合は1000m2)で火災を閉じ込めることとなっています。

高層建物で防火上留意すべき課題は、外壁が開閉できない窓などで覆われ、内部が密閉空間となる場合です。火災時に窓が破損するまでは、火災で発生したすべての煙は行き場がなく建物の内部に充満することになります。特に階段室に煙が入り込むと、「煙突効果」で急速に上層階へ煙が拡がっていき、火災階より上の階にいる人たちが危険にさらされます。こういうことがないように、垂直方向の空間(竪穴区画)と各階との空間的独立性を高める対策が取られています。

もし火事になったら普通の建物火災と基本的に避難の手順は変わりませんが、皆さんが想像する以上に建物の在館者数は多く、一斉に避難すると階段は渋滞し、全員が安全な地上に避難するまで、1時間近く時間がかかることを覚えておきましょう。

 

 

日ごろからの防災活動、防災訓練が重要

タワーマンションの火災について一番大事なことは、まず住民全員が火事を出さないように徹底することがまずは一番。当たり前と思われるかもしれませんが、それが一番防災上大事なことです。

 

不幸にも火事が起こった場合は住民全員が避難しなければならないことを考えると、管理組合、町内会、自治会が連動して、日ごろからの防災活動、定期的な防災訓練をすることによって、パニックによる災害をまずはなくすこと、火事の被害を最小限に抑える活動が大事になってきます。

 

火事は起こらないという過信より、火事は起こるという前提のもとに、日ごろの住民一人一人の防災に対する予防措置を徹底することと、火事を想定した防災訓練の徹底が大事故にいたらないためのタワーマンションでは必須の活動になります。

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